いわにし日記

「いわにし」の取るに足らない日常や思いつき

私は食事の成れの果て。

夏?秋?

糖質制限をしていたのはいつだったか思い出せない。

 

2ヶ月くらいはしっかりと実践していた。たまには甘いものを食べてもいい、という逃げ道を残してストレスを溜め込まないように工夫しながら。

痩せ衰えるでなく、しっかりと無駄な贅肉が落ちていった(安物で蓄えても贅肉)。健康的な痩せ方だったと思う。

 

たまに使う逃げ道に通い慣れた頃、もうちょい逃げてもいいんじゃないか、と気持ちが緩み始める。

前日に食べたのに、今日も食べる。甘いものを連日食べる。

 

昨日食べたのはシュークリームだから今日のエクレアはセーフ。

今日もシュークリームだったらアウトなのだろうか?今日選んだのがジャンボパフェだったらアウトとセーフどちらなのだろう?

 

アウトとセーフの基準など分からなくていい。糖質制限をしている身には、連日の時点でアウトだ。組み合わせは問わない。

 

前提が入れ替わるまで多くの時間は必要なかった。甘いものを食べるのが当たり前になり、2つ食べる日もすぐに出てきた。

気がつけば糖質を制限しないことが当たり前になり、糖質を制限する日をいつにするのかを考えるようになっていた。

 

明日は食べないことにするから、今日は好きなものを食べていいことにしよう。

昨日食べ過ぎたから、今日は軽めにしよう。急に今何も食べないってことにすると体に負担がかかってよくないよな。

今日はやけに腹が減るな、久しぶりにゴーゴーカレー行ってしっかり食べよう。

 

明日やろうは馬鹿野郎。

制限する日を考えるような生活になったら制限なんか一生できない。前提で楽な方を選ぶようになったら、たまのしんどい方を選べないのが相場というものだ。

 

はしゃぐのは今日が最後、明日からは真面目に大人として頑張ります。

 

今年もどこかの新成人が、今日を区切りにします、と高らかに宣言をしたことだろう。

地味なやつも今日の成人式が一回きりなんだけど…。

 

こんな派手な見た目で実は真面目。実は良いやつ。

あの時のド派手な新成人が今はすっかり2児のパパ。家族のために真面目に働いています。

 

決して否定はしない。

意外に良い部分、今の頑張り。

決して否定しない。

予想通り嫌な部分、過去の迷惑行為。

決して否定しない。

 

意外に美味い飯より、予想通り美味い飯。

意外に日当たりのいい部屋より、予想通り日当たりのいい部屋。

意外にオシャレと言われるよりも、やっぱりオシャレと言われてみたい。

 

意識して構築した食事の前提が崩れ去り、慣れ親しんだ前提が帰ってくる。

食べたいものを食べたいように選べば、テーブルの上は糖質まみれ。具沢山おにぎりを4つ買ったりしちゃう。具沢山といえどほとんどは米だというのに。

 

糖質制限からフェードアウトして以降、僕が摂取した食べ物は8割以上が糖質だろう。肉や魚も食べているけど、圧倒的に炭水化物中心の食生活になっている。

タンパク質や脂質をろくに摂取していないのだから、僕の体は糖質で作られていると言っても過言ではない。ある意味、子供の頃に夢見たお菓子のお家だ。

 

チョコレートの屋根、クッキーの壁、プリッツの柱。中をのぞけばケーキのソファにマシュマロやマカロンのクッション。

糖にまみれて、糖で固めて、形が作られていく。

 

ほとんどが同じだ。おデブのいわにしもお菓子のお家もほとんどが糖の塊で作られている。
とんだ欠陥住宅だ。どちらも耐震強度に疑問が残る。

 

大切なことに気がつく頃には、影は輪郭をはっきりとさせている。襲いかかる不安には強さと速さが伴っている。

 

間に合うのだろうか。

制限するのが明日からで間に合うのだろうか。

 

食事の成れの果てが今の自分だというのに。

揺れた後では、嘆くことすらもう遅い。